ブルゴーニュワインのドメーヌ、メゾンの詳細情報ならアベックブルゴーニュ

(Domaine) Pierre Morey(ピエール モレ)

本拠地
ムルソー


歴史
18世紀頃 シャサ−ニュの大地主であったモレ家であった。
1930年 ピエールの父アウグストがコントラフォンとのメタイヤージュ契約を結ぶ(Meursault 1er cru Perrier、 Les Charmes、 Genevrieres、Montrachet等)
1966年 アウグストのもと、学校を卒業したピエールがドメ−ヌに参加。
1971年 アウグストの引退に伴い、ドメーヌ・ピエール・モレがムルソーに設立される。有機栽培に近い方法で栽培をしていた(現代的にいうとリュット・レゾネであった。)
1990年以前 コント・ラフォンで栽培長を行いながら自信のドメーヌを経営(コント・ラフォンとメタィヤージュ関係でもあった。)。
1989年、コント・ラフォンの栽培長であり、さらにルフレ−ヴで醸造長として働きはじめた。(自身のドメーヌは続いている。)
1992年 畑にビオロジーを採用(それまではリュットレゾネで化学薬品は最小限に、必要なときは使用していた。)
1992年 ラフォンとの契約が切れ、殆どの畑を失うことより、ネゴシアン・モレ・ブラン(ブランはピエールの妻の旧姓)を設立。
1993年 コント・ラフォンとのメタィヤージュの契約が切れ、モンラッシェや、プルミエクリュの多くが生産できなくなる。(ドメーヌの手元にはPerrier Dussesの西南部4ha程。)
1998年 ビオディナミを採用する。
2001年 ビオディナミの公的(ヴィオディヴァン)に認証される。
2009年現在 ルフレーヴを醸造長を08年7月に退き、ドメーヌとメゾン・モレ・ブランの経営に専念している。

 

栽培
ビオディナミで栽培を行っている。
収穫は手摘みで収穫後、すぐに醸造所へ運ばれる。

 

醸造
白は軽く葡萄を搾汁する前にかるく粒に傷を付けておき、12−24時間のデブルバージュ後に樽にて自然酵母で発酵を行う。アリゴテはフ−ドルモ併用して使用する

赤は100%の除梗し、木製の醗酵槽へ投入される。2−3日後に自然酵母にて発酵が開始、軽いピジャージュやルモンタージュを行う。発酵中は抽出具合をみながら温度調節を行う。発酵が終わると、抽出を行うため、温度を少し高めに推移させ、その後樽に移す。

 

熟成
発酵からそのまま樽での熟成に移行する。
グランクリュやプルミエで1/3、村名で1/4程度の新樽お使用している。期間は12−20ヶ月程、ワインの状態に合わせての熟成を行う。熟成中は週2ー3回クリスマスまでの期間バトナージュを行う(マロラクティックが開始するまでの期間行う。)。
翌年の秋に澱引きを行う。
また、清澄、濾過は状況に応じて行う。シャルドネは16−20ヶ月、アリゴテはタンクにて、12ー16ヶ月の熟成を行う。

ポンプは使用せず、重力のみを使用して瓶詰めを行う。

赤は15−20ヶ月程、30%程新樽を用いて熟成させる。セラーの温度がかなり低温のため、翌年の春先にマロラクティック発酵がはじまる、冬には澱引きを行う。
無清澄、無濾過にて、いちどタンクでブレンドした後に重力を使用し、瓶詰めを行う。

 

主要商品(2009年1月編集)
Rouge
Pommard 1er cru Les Grands Epenots  0.43ha  1965年
Monthelie  1.32ha  1964年
Vornay Santenots 0.35ha  1970年
Meursault Durots   0.27ha  1974年
Bourgogne Rouge  0.92ha  1966年

Blanc
Meursault 1er cru Perrier  0.52ha  1968年
Meursault Les Tessons  0.89ha  1975年
Meursault Terre Blanches   0.44ha  1988年
Meursault   0.86ha  1983年
Batard-Montrachet  0.49ha  1965年
Bourgogne Blanc  1.76ha  1977年
Bourgogne Aligote  1.86ha  1957年

 

商品、スタイル、他情報について
ドメーヌは現在9ha耕作している。

新樽比率が高くないわりに、若いうちはややロースト香が目立つが、フィネスに富み、豊富なミネラルと酸がしっかり溶け込んでいて、しなやかさもあり、骨格のしっかりとしていて、深みやエレガントさを与えている非常に長命なスタイル。ルフレ−ヴのような圧倒する果実味の印象ではなく、バランスの優れたタイプ。2004年移行のルフレーヴと、樽香がよく似ている(2003年以前のルフレーヴはロースト香のあまり強くない樽香であった。)

赤はしなやかな果実味のある滑らかなワインでバランスは良いが、若いうちは還元的な香りが強い。

 

輸入元
ラック
エノテカ