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(Maison et Domaine) Louis Latour(ルイ ラトゥール)

本拠地
アロース・コルトン


歴史
1731年 一族がコート・ド・ボーヌに葡萄園を所有し栽培と樽づくりに従事した。
1768年 Corton Granceyを含む17haの地所と醸造所(シャトー)を入手することからドメーヌの歴史が始まる。
1797年 フランス革命後にドメーヌとしてラマロッスが、ワイン仲買人(ネゴシアン)として、創業を迎え、その後も自社畑を広げてゆく。
1832年 グラヴィティシステム(斜面の中腹を切り取って設計されている)を採用している醸造所はこの頃からあり、フランスの中でも特注の醸造所としては最も最古に属す

1867年 ラマロッスが死去、彼の右腕であったルイ・ラトゥール3世が跡を継ぐ。
1895年 4代目によって、フィロキセラによって、大半の畑が壊滅状態になった後、従来ピノ・ノワールが植えられていたコルトンにシャルドネを植え、コルトン・シャルルマーニュを誕生(カール大帝の伝説の復活)させた。
1900年 ChambertinとRomanee Saint-Vivanを購入する。
1974年 ド二・フェッツマンが栽培、醸造責任者となる。
1993年前後 低農薬農法を採用
1999年 需要がおおくなり、ポマールの古い醸造所を購入し、整備して稼働するようになる。
2008年現在 7代目ルイ・ファブリス・ラトゥールのもと、ドニ・フェッツマンが栽培、醸造を担当している。

 

栽培
低農薬農法を実践してからは化学肥料を使用していない。また、ロマネ・サンヴィヴァンなどでは馬による耕作を行い、いままで除草剤をまいたことが一度もない程である。

赤ワインはできるだけ熟させた後に手摘みで収穫、網細工の小篭に入れて運ぶ。醸造所にてさらにコンベヤ式の選果台を使用し選果を行う。
赤と違い、白は畑にて徹底した選果を行いながら収穫を行う。
収量はシャンベルタンの2006で30hl/ha程で低収量の実践を伺える。

 

醸造
赤は100%除梗で低温浸漬はせず、一部のワインでは100年も使われているオークの醗酵槽にて発酵を行う。最高34℃にもなるが、24ー28℃に調節を行いながら、12日間程(フェッツマン就任以前はもっと短く7−10日間程であり、少しづつ延長して行くようになった)を行う。マセラシオンは最小限に抑える。フリーランワインにプレスワインをブレンド(年によって異なる比率)し熟成行程へと移る。

白は空圧式プレスにてやさしく圧搾を行う。ステンレス醗酵槽にて発酵を行い、2−3日間発酵させ,発酵が旺盛になると樽へと移す。〜100%新樽を用い、さらに12日間程発酵が続き、熟成行程へと移る。

 

熟成
赤は瓶詰めまでに2度澱引きを行う。マロラクティック発酵は6ヶ月間程行う。新樽はグランクリュでも2割程の使用比率で約10ー12ヶ月程の熟成を行う(年によっては16ヶ月能登樹もあるが、全体的に短め)。
全てのバレルを一旦ステンレスタンクに混合をして清澄を行う。軽い濾過(セルロースプレート)を行い濾過をする。
また、瓶詰め時に72℃で2−3秒間の低温殺菌を行い、それに伴い二酸化硫黄を30mg/Lという極少量に抑えられている。

白はシュール・リーの状態で寝かされ、マロラクティック後と、瓶詰め前に2度の澱引きを行う。熟成期間は8ー12ヶ月程である。
赤同様に一度ステンレスタンクに移されて、ベントナイトを使用して清澄を行う。
濾過材を使用して濾過を行う。その後低温にて酒石酸の安定化をして瓶詰め行程へと移る。

 

主要商品(2008年7月編集)(ドメーヌ)
Rouge
Chambertin  0.81ha
Romanee Saint-Vivan  0.76ha
Corton La Vigne au Saint  2.5ha
Corton-Les Pouget  0.87ha
Corton-Les Perrieres  5ha
Corton-Les Clos du Roi  3.2ha
Corton-Les Greves  1.2ha
Corton-Les Bressandes  3.03ha
Corton-Les Chaumes  1.14ha
Aloxe-Corton 1er cru Les Fournieres  1.75ha
Aloxe-Corton 1er cru Les Chaillots  3.13ha
Aloxe-Corton 1er cru Les Guerets  0.4ha
Pernand-Vergelesses 1er cru Ils des Vergelesses  0.75ha
Pernand-Vergelesses  1.38ha
Beaune 1er cru Les Perriere  1.31ha
Beaune 1er cru Clos du Roi  0.42ha
Beaune 1er cru Les Graves  0.2ha
Beaune 1er cru Aux Cras  0.54ha
Beaune 1er cru Les Vignes Franches  2.76ha
Pommard 1er cru Epneaux  0.41ha
Volnay 1er cru Les MItans  0.27ha
Volnay   0.47ha

Blanc
Corton-Charlemagne  9.65ha
Chevalier-Montrache  0.51ha

 

商品、スタイル、他情報について
ドメーヌ物とメゾン物で塔の印刷されたラベル肩ラベルに記載されている。

フラッシュパストゥリゼ−ションを行うことにより、近年まで、赤にいたってはあまり評価の良くないものであった。しかし、とても清潔な味わいであり、濃いブルゴーニュを迎合しなくなった2008年現在において、再認識され始めている。

例えばロマネサンヴィウ゛ァンにおいては、醗酵槽を清掃をロマネサンヴィヴァンのワインを使用し、消毒にも、ロマネサンヴィヴァンのマールを使用する等、徹底してピュアなそのテロワールの表現を目指している(昔のブルゴーニュは全てのドメーヌでこのような整備が行われていたが、現在では大量にワインを使用しなければならない等資本の都合もあり、基本的にこのような手法で行われていない)。

赤は軽やかな印象でフローラルさとスパイシーサを持ち、淡い色合いに程よいタンニンが溶け込んであり、滑らかでピュアな果実味、しっかりと骨格にある酸味やミネラルの長い余韻が楽しめるスタイル。広がりは十分でエレガントな印象で、その年を体現するように無理に抽出をしたりはしない。

白は豊かな果実味に清潔な酸味とミネラルがしっかりと溶け込んでいる印象。

 

輸入元
asahi(Mマキシアム)