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Domaine des Comtes Lafon(デ コント ラフォン)

本拠地
ムルソー


歴史
20世紀前半 ムルソーの村長も務めたジュールにはアンリと、ピエール(若くして死去)の二人の息子がいた。ドメーヌを管理していたのはアンリであった。
1954年 ピエールの息子のルネがアンリがドメーヌを手放すことを反対
1967年 ルネがパリからムルソーへ移住し、ドメーヌを仕切りはじめる。当時ドミニクは9歳であった。
1984年 ボーヌで栽培、醸造を修めたドミニクがコント・ラフォンの責任者となる。
1994年 ピエール・モレとのメタイヤージュ契約が全て完了し、所有畑の全てをドミニクラフォンによって、リリースされるようになる。
1997年頃 全ての畑に有機栽培を導入。
2000年 マコンでDomaine des Heritiers Comte Lafonが設立された。
2001年 この年までに全ての畑にビオディナミが採用されている。

 

栽培
ビオディナミを採用している。
ピノノワールはコルドン・ロワイヤルで、シャルドネはグイヨで仕立てている。
基本的にはマッサルセレクションを行っているが、普通のクローンも植えられている。
10000本/ha程の密植率。
比較的収穫は葡萄果をしっかりと成熟させて収穫を行うので比較的遅い時期に収穫を行う。
収量は芽掻きでしっかりと制限している。白の収量は、60年の古木では25-40hl/ha、50年の古木だと30-45hl/ha、40年だと、40-45hl/ha、若い木では45-55hlの収量。(シャルムで平均40hl/ha程である。)
赤は30年位の木で25-40hl/ha
選果は畑での収穫時と醸造所の選果台で、計2回行う。

 

醸造
白は低圧で3時間かけ、ゆっくりと搾汁を行う。
搾汁後はステンレスタンクに移し、12℃までマストを冷却してデブルバージュをし、新樽と再使用樽(新樽比率は比較的高い)へ移す。野生酵母を使用するので、4-6日後に発酵が開始する。最高温度は22-24℃。
1月頃までアルコール発酵、5月くらいまでMLFが行われる。

赤は除梗を行い、ステンレスタンクで、12-15℃へ冷却をして4-6日間の浸漬を始める。
浸漬後、テイスティングを行いながら15-20日で発酵を終了し、圧搾する。発酵の最後の10日間は1-2回/日のピジャージュを行う。圧搾後はフリーランとプレスワインをブレンドする。

 

熟成
MLFが終わると一度澱引きを行い、古い樽へ移し、熟成を行う。発酵期間を入れると、18-22ヶ月の樽熟成を行う。テイスティングの後に、澱引きとベントナイトでの清澄を行ない、大型タンクへ移して瓶詰めを行う。

赤はアペラシオンにもよるが、平均で1/3程の新樽を使用して、20-22ヶ月の熟成を行う。MLF後と、瓶詰め前に大きなタンクに移す前に澱引きを行う。

 

 

主要商品(2008年11月編集)
Rouge
Monthelie
Monthelie 1er cru Les Duresses 1.06 ha 1975.86.96年(クローンのみ)
Vornay Santenots de Milieu 3.78ha 1944.62.65.78.96がマッサル.2002年がクローン
Vornay Clos des Chenes  0.38ha 35年
Vornay Champans 0.52 ha 1922.89年(マッサルと89植え付けはクローン)

Blanc
Meursault 1er cru Perrier  0.77ha  1955年87%と 983年13%
Meursault 1er cru Charmes 1.71ha 1946、63、96年(マッサルとクローン)
Meursault 1er cru Genevrieres  0.55ha 1946年2/3 1993年1/3
Meursault 1er cru Gottes d'Or  0.40ha  15年(クローンのみ)
Meulsault Desiree  0.45ha(60%マッサル、40%クローン)
Meursault Clos de la Barre  2.1ha
(0.8ha50年 、0.8ha25年をブレンド、残りは99年と04年の植え付けで格下げされる。)
Meursault
En La Barre 0.64ha 40年,En Luraules 0.45ha 30年,Chaume des Narvaux 0.3ha10年
Montrachet   0.33ha  1953年80%、 1972年20%
Puligny-Montrachet 1er cru Champ Gain  0.25ha 35 年

 

商品、スタイル、他情報について
自社畑は12.7haほどで、2008年現在ドミニク・ラフォン(GESTの会長も勤めていた)によってビオディナミで栽培をされている。

白は豊かで成熟した葡萄の香りと樽からのヴァニラが溶け込んでおり非常に複雑な香りをもつ、味わいは凝縮した果実味に柔らかい酸味とミネラルがしっかりと溶け込んでおり果実味の広がりと酸とミネラルの広がりが豊かで、そのまま余韻として広がってゆく。
ただし、ボトル(取引先によるものなのかわからないが…)によって、樽の効き方がかなり強いものと程よく豊かなものも存在し、微酸化の程度が異なるため熟成感等全く別なものといえるボトルも存在する。正規輸入元から入ってくるものは穏やかでほんのり樽のきいたものが多いが、並行輸入のものはその限りではない。

赤はミネラル感を絡めた果実の香りと樽の香り、味わいは果実味のアタックと同時に豊かなタンニン、豊かなミネラル感、腰の強い酸味の広がり感じられる。余韻は果実のフレーヴァーとともに、タンニンとミネラル感が長く続く。各要素が溶け込むまではかなりの時間が必要かと思われる。

 

輸入元
エノテカ