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Domaine(Maison) Moillard(ドメーヌ(メゾン)・モワイヤール)

本拠地
ニュイサンジョルジュ

 

歴史
1789年〜1850年 ニュイサンジョルジュの村の記録ではモワイヤール家が葡萄畑を既に所持していたことが記載されている。
1850年 パリ−リヨン間の鉄道が開通されるとともに一人のベルギー人が彼も能登を訪れ、彼の畑だけではなく他の地方のワインも含めたワイン商になるようシンフォリアン・モワイヤールに薦め、熟成等をシンフォリアンに依頼していた。
1870年 アルジェリアで兵役中に、シンフォリアンの息子は暴動に巻き込まれ亡くなってしまったため、彼の姉妹であるジャンヌがワインビジネスを引き継ぐこととなる
1873年 ジャンヌは土地を所有していたブルグンディオン家のモ−りス・ト−マと結婚をした。二人の間にはシャルル・ト−マが誕生した
1922年 ベルギーのクライアントを訪れていた、シャルル・ト−マは心臓発作を起こす。彼の妻は彼が再びベルギを訪問しないよう葡萄園に興味を引こうとした。彼が体を治している最中、一緒に葡萄園を散歩に行くと"Nuits-Saint-Georges 1er cru Aux Thorey
"で葡萄の木が放置されているのも同然にされていたのを見てその土地を4haを購入し葡萄園を整備した。
1933年 Vosne-Romanee 1er cru Malconsortsをリジェ・ベレール家から3ha購入。学者の文献によるとその畑は、ロマネコンティやラ・ターシュ、リシュブールに続き、ロマネサン・ヴィヴァンと同等の物と見なされていた。
1995年 アンリ・モンフリードの持っていたヴァン・ド・ペイ・ドック80haを入手した。給水塔を設置し、そこからChateau d'Eauの名前が生まれた。
1996年 ドニ・ト−マがルーマニアを旅行している際に潜在力のある土地を発見し、Dealu Mareを設立した。
1999年 150年を記念しドメーヌの外壁をモザイクにした。
2002年 月の運行を有機農法と結び付けて葡萄栽培を開始
2005年 ルナオーガニックの認証を取得後初めてのヴィンテージ。また、同年7月にデュジャック、モンティーユ等に畑等を一部売却をした。
2008年現在 イヴは顧問、息子のドニは経営者、孫娘のジャンヌはマーケティングを手伝うようになっている。 

 

栽培
2002年以来、月の運行を取り入れた有機栽培を実行している
赤は機械で収穫された物を除き、手で収穫された物は選果台にて選別される。
白は高地(オート・コート・ド・ニュイ)等では機械で収穫をされる.きちんと操作されていれば腐敗果葉混入しないそうだ。

 

醸造
赤は除梗と破砕をし、は開放型の木製タンクかセメントタンクかホーロータンクかステンレスタンクかに入れられ。他にも自動的にピジャージュを行うタンクか、回転型の発酵タンクを使うこともある。
28℃-35℃位で、発酵を行う
分析値に応じて糖分添加と最小限の亜硫酸の転化を行ない足や櫂棒、自動装置や回転タンクを使って最低一日一回はピジャージュを行う。
大型の回転発酵タンクを考案したのはイヴであり、その技術は色々な所で真似をされている。同家ではいつでも新しい試みにチャレンジしているため、必ずしも同じ発酵行程を辿るとは言い切れない。
発酵が終わると大型タンクに圧搾をして注ぎ入れマロラクティック発酵へ移る。
補酸と酵素の添加、濃縮は行わない。

白でも除梗が必要かどうかはまだ研究中だが、収穫後、圧搾機に投入し,今の所は果汁だけで発酵を開始する。18℃で2〜3週間(超える場合もある)発酵を行う。発酵が終わ
ると折からはずしてマロラクティック発酵用の容器に移す。

 

熟成
赤は16℃くらいまでセラーの温度を上げ、すみやかにマロラクティック発酵を終わらせる。その後、澱引きを行い、タンクへ移し、キュヴェによって樽で15-18ヶ月の熟成を行う。1ヶ月に1回のテイスティングで期間や、処理方法を決める。

白はゆっくりとマロラクティック発酵を行う。その後、澱引きを行い、タンクへ移し、キュヴェによって樽で15-18ヶ月の熟成を行う。1ヶ月に1回のテイスティングで期間等、処理方法を決める。

 

主要商品(ドメーヌ物)(2008年4月編集)
Rouge
Clos Vougeot
Vosne-Romanee 1er cru Les Beaux Monts
Vosne-Romanee 1er cru Aux Malconsorts
Corton
Beaune 1er cru Les Epenotes
Pommard 1er cru Les Epneaux
Savigny-les-Beaune
Chorey-les-Beaune
Cote de Nuits Villages
Bourgogne Haute Cate de Nuits
Bourgogne Haute Cote de Beaune
Bourgogne Piinot Noir

Blanc
Corton-Charlemagne
Savigny-les-Beaune
Bourgogne Haute Cate de Nuits
Bourgogne Haute Cote de Beaune
Bourgogne Aligote
Bourgogne Chardonnay

 

商品、スタイル、他情報について
メゾン物はかなりの数が上記以外で販売されている。また、ドメーヌ・ト−マ・モワイヤールでもドメーヌ物が販売されている。同じ製品等もあるが、ショップや施設は同じ物を使っていることから相違点はエチケットのみのようである。線引きは不明である
ラングドックとルーマニアでも事業を行っている。栽培等は同じ手法をとる。
ラングドックではDomaine de Chateau d'Eauで単一品種等
ルーマニアではDealu Mareでリリースしている。
メゾンのセカンドラベルとして、J・Francois Chabaudが存在していたが、現在もあるかは不明。

白ワインのスタイルは広域のオートコートドボーヌクラスでもバターやナッツの香ばしさがあり、口当たりが良い物が造られている。

赤は少し線の細いスタイルで酸がしっかりと感じられるものを造っている。アぺラシオンによって香りの高さはかなり変わる。近年取り入れたビオの影響もあるのでナチュラル系とはいえかなりばらつきが出てきそうである。

 

輸入元
明治屋