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Domaine Henri Boillot (Maison Henri Boillot)アンリ・ボワイヨ 
→2005年までJean Boillot et Fils

本拠地
ヴォルネー


歴史
1630年 ヴォルネーの村で最も古い家柄の一つ、この頃の記録が残っている
1885年 ヴォルネーにドメーヌが設立
1984年 ジャンの次男、ジャン・マルクが13年感勤めのち、オリヴィエ・ルフレーヴへ出向。
1989年 ジャン・マルクの独立に伴い、アンリ(ジャンの父)所有立った畑等をジャン・マルクへ相続される。
1996年 メゾン・アンリ・ボワイヨが設立される。(白ワインネゴシアンとしての醸造を目的)、ドメーヌ物はジャン・ボワイヨ・エ・フィスのエチケットのまま販売
2005年 このヴィンテージのワインからエチケットが、ジャン・ボワイヨ・エ・フィスのものはドメーヌ・アンリ・ボワイヨへ、メゾンの物は今まで通りアンリ・ボワイヨで販売されるようrになる。
2006年 5代目アンリの息子、ギョ−ム氏がBTS取得後仕事に参加

 

栽培
リュットレゾネを実行。殺虫薬は使用しない、年に8〜10回程耕している。グイヨ仕立て。春には厳しい選果を行い、夏にはグリーンハーベストを行っている。アンリ・ボワイヨ氏は完璧な潔癖主義者といわれており、収穫においては手積み、畑に選果台を持ち込んで選果をし、醸造所でも選果台で選別を行う。雹害や腐敗があった年にはピンセットを使って選果する程。
収量は赤で15hl/haに落ち込むこともある程で、白で45hl/ha、赤で35hl/ha平均
メゾンものは葡萄か果汁かで購入。各畑1生産者からの購入を守り、できるだけ単一のアぺラシオンを表現を目指している。
選果をしながら手摘みで収穫、醸造所でも選果台で2回の選果を行う。

 

醸造
白は、完熟した葡萄を使用、空圧式プレス使って搾汁、発酵は樽にて19℃、20日間、アぺラシオンによって、30〜80%の新樽を使用。

赤は100%除梗し、開放槽ステンレスタンク53hl入りにて、12日間、10℃にてプレマセラシオンを行い、約15日間アルコール発酵を32℃を上限として実施。

 

熟成
白は225Lではなく、350Lの特注樽を使用することによって、緩やかな熟成を促す。最近ではバトナージュは行わない(コルトンシャルルマーニュのみ例外で2〜3回行っている。)おり引き、コラージュを行った後軽いフィルトレーションで瓶詰め。

メゾンものの白も350Lの樽にて12〜18ヶ月で醸造、コラージュをし、フィルターをかけ瓶詰めをしている。

赤はアぺラシオンにより、40〜70%の新樽を使用、ヴィンテージにもよるが15〜18ヶ月熟成後、澱引きやコラージュ、濾過を行わないで瓶詰めを行う。

 

主要商品(2008年4月編集)
Rouge
Volnay 1er cru Les Caillerets  0.75ha  38年
Volnay 1er cru Clos de la Rougeotte
Volnay 1er cru Les Fremiets
Volnay 1er cru En Chevret
Beaune 1er cru Clos du Roi
Savigny-les-Beaune 1er cru Les Lavieres

Blanc
Puligny-Montrachet 1er cru Clos de la Mouchere  4ha 65年
Puligny-Montrachet 1er cru Les Perrier
Puligny-Montrachet 1er cru Les Pucelles
Meursault 1er cru Genevrieres

 

商品、スタイル、他情報について
自社畑は2008年現在15ha程所有ピュリニーを中心にしたシャルドネが7ha、ヴォルネーを中心にしたピノノワールが8haという構成。
2004年まではドメーヌ物をジャン・ボワイヨ、ネゴス物をアンリ・ボワイヨとしていたが、2005年からはドメ−ヌ・アンリ・ボワイヨと、アンリ・ボワイヨにエチケットが変更された。それに伴い赤ワインのキャップシールが白から赤へ変更された。
赤ワインの葡萄は栽培が9割ワインの質を決めてしまうとのことで、赤のネゴス物はしない方針といっていたが、以前からクロヴージョ、2006年はシャンベルタンとボンヌ・マールが発売されているのを確認した。
P-Mクロドラム−シェールはぺリエール区画の中の一画で4haj程あるモノポール。
4代目ジャン・ボワイヨはエチエンヌ・ソゼの一人娘と結婚し、長男アンリ、次男ジャン・マルク、長女ジャ二−ヌの3人の子供がいたが、次男は89年に自らのドメ−ヌをたちあげ、長女はジェラール・ブード氏を婿にとり、ソゼ家を継いだ。
メゾン物は、モンラッシェやコルトンシャルルマーニュ等のグランクリュや、ムルソーのプルミエクリュなどを筆頭に醸造している。

赤は果実味にとんでいて、スパイスとタンニンが溶け混んでいる、アぺラシオンに由来するしっかりとした酸味、ミネラルの深みを感じるが果実実がしっかりしているためそれを強くは感じさせない。柔らかすぎず、固すぎず、バランスが良い。

白は、適度に凝縮された完熟したフレッシュな果実味、程よい樽の香り。雑味や、バトナージュを行わないためか酵母香や雑味を殆ど感じないクリアーな味。果実味にに溶け込んだ酸味やミネラルの深さがあるが、果実味がしっかりしているためバランスが良いタイプ。

以前のスタイルは(少なくとも1984年)ジャン・マルクがドメーヌを出ていったきっかけになるほど収量が多さからくる軽さ、さらにバトナージュがかさなり、熟成の早い軽いスタイルの物が多かったようで、ジャン・マルクは独立に当たって収量の制限はかなり厳しい物にしたようだ。しかし、アンリがドメーヌを仕切るようになってからは、ジャン・マルク以上に収量を減らし、バトナージュをしないなど、瓶詰めされた後で長命な凝縮されたワインづくりをしている。

 

輸入元
ファインズ