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Domaine Armand Roussau(アルマン・ルソー)

本拠地
ジュヴレシャンベルタン


歴史
1915年 グージュ、グリヴォ、ダンジェルヴィーユらとともにネゴシアンへ売らず自社瓶詰めをする運動を開始、ネゴシアンの不正なブレンド等が横行していたため、品質が下がることを危惧した。
1959年、2代目のシャルルがドメーヌを継いだ。以後、6haだった畑は14haへ、半分以上の8haがグランクリュへと拡張して行った。
1982年、ドメーヌにエリック(1957年生まれ)が加わる。
1980年代、肥料を与えなくなる。
1990年代、リュットレゾネへの転換、農薬も硫黄やボルドー液等クラシックな物をしよう
1992年、グリーンハーヴェストの実施
1993年、エリックの長女のコリーヌがドメーヌに参加
1990年代中頃、エフォイヤージュの開始、エリックがドメーヌを引き継ぐ。
2000年初頭、除草剤の廃止
2008年現在は、栽培、醸造は3代目のエリックが担当、シャルルは隠居している

 

栽培
1980年代には化学肥料を与えず栽培。90年代にはリュットレゾネを採用。農薬もボルドー液や、硫黄散布等、戦前から使用されていたものを使用する。除草剤は2000年に入ってから使用していない。
1992年には初めてグリーンハーヴェストを、90年中頃にはエフォイヤージュを始めた。13.9haの畑に対して、7人の栽培担当者を配置している。
収量は摘芽や摘房により、25〜35hl/haに制限をする。
収穫は酸を失いやすい傾向がある畑が多く、補酸は避けるために早めに収穫を行う傾向がある。

 

醸造
除梗は90%、自然酵母にて15℃での4〜5日間の低温浸漬、開放型ステンレスタンクで最高温度は35℃、2週間前後の発酵。あまり強い抽出を求めないナチュラルな物を求めている。(以前の資料だと低温浸漬はなく、31〜32℃で15日間発酵となっている)。
発酵一週目はルモンタージュを、2週目はピジャージュをそれぞれ1日1〜2回実施

 

熟成
新樽比率は35〜100%で畑により変わる。セラーでポンプをあまり使用しないようしている。
樽材はアリエ産が中心、トロンセ、ニヴェルネのもので、ミディアムのものを使う。
熟成期間は18〜22か月で、エルバージュ中のおり引きは2〜3回、現在にかけて卵白による清澄は軽くなってきているが、清澄+軽い濾過で瓶詰めをされている。

 

主要商品 (ha,樹齢)(2008年11月編集)
Gevrey-Chambertin  2.2ha 40年
Gevrey-Chambertin 1er cru Les Cazetiers  0.6ha 60年
Gevrey-Chambertin 1er cru Lavaux Saint-Jacques 0.5ha 60年
Charmes Chambertin(Mazoyeres) 1.5ha 40年
Mazys Chambertin 0.5ha 40年
Clos de la Roche 1.5ha 45年
Ruchottes Chambertin(Clos de Ruchottes) 1,1 50年 (1977年に買収)
Gevrey-Chambertin 1er cru Clos Saint-Jacques 2.2ha 50年
Chambertin   2.2ha 55年
Chambertin Clos de Beze 1.4ha 45年
(G-C 1er cru Estournelles St Jacques 0.2ha 30年)

 

商品、スタイル、他情報について
ドメーヌでは13.5haの畑を所有している。
シャンベルタン、シャンベルタンクロドベ-ズ、クロサンジャックは新樽が100%
他のグランクリュで80%前後と言われている。
日本では正規輸入品の定価がシャンベルタン、シャンベルタンクロドベーズとも同じにも関わらず、シャンベルタンの人気が高いため、シャンベルタンはかなり高額で取引をされている。フランス現地の価格を見ると年によるばらつきはあるものの、基本的にはシャンベルタンクロドべーズが高額で取り引きをされている。

スタイルとしては
シャンベルタンやシャンベルタンクロドべーズはボディやミネラル、芳醇なスタイル。

クロサンジャックは畑自体に標高差が大きいため、ボディもミネラルもしっかりとつまっている印象、シャンベルタンほどの芳醇は少ない。

ルショットは標高の高さを感じるしっかりとしたミネラル感を伴う酸味がとてもエレガントな印象を与える。

マジは芳香と果実味が中心で、ルショットからミネラル感をややスケールダウンした印象

シャルムはシャンベルタンの印象をかなりスケールダウンした印象。そのなのとおりチャーミング

クロドラロッシェは、ボディ、やミネラルに富み、芳醇さも持ち合わせいるが、やや酸の余韻が大人しい。

いずれのワインもナチュラルでジュヴレらしい土の芳香のある、無駄なタンニンを感じない親しみやすいタイプ。タンニンのかたさよりも、ミネラルの緊張感や堅さが中心にある。

 

輸入元
ラック
ヴァンパッシオン