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(Maison) Bouchard Pere et Fills (ブシャール・ペール・エ・フィス)

本拠地
ボーヌ


歴史
1731年 ネゴシアンとして創立された(フランス革命の60年近く以前である)
1775年 始めの畑Volnay 1er cru Les Cailleretsを購入
1791年 Beaune 1er cru Les Graves Vigne de L'Enfant Jesus一部を購入
1820年 15世紀の要塞であるシャトー・ド・ボーヌを取得(2008年現在瓶熟成庫として利用、19世紀のワインが約3000本が未だに眠っている。)
1889年 Beaune 1er cru Les Graves Vigne de L'Enfant Jesusを全て購入
1970年以前 ネゴシアンとしては最も信頼されていたとともに、シャトー・ド・ボーヌの名前で出荷される優れたドメーヌ・ワインの生産者であった。
1970年代 徐々に評価を下げて行く
1976年 アルベール・ビショからラ・ロマネの販売権が移る(栽培・醸造はフォレ家)
1989年 火災があり、醸造設備を新たにするとともに、他の生産者からワインをかわずになるべく栽培指導を行った葡萄を購入し(白は果汁で購入)、自社での醸造をするようになり名声と威信の復活をかけた。
1995年 ヴーヴ・クリコの元社長ジョセフ・アンリオが買収。その後徹底した管理によって質が確実に向上している。
1997年 ドメーヌ・ロピトー・ミニョンを買収ムルソーの複数のアぺラシオン等を手に入れる。
2001年 ヴィコント・リジェ・ベレールのラ・ロマネの独占販売権が執行し、半分を同家が販売、半分がブシャールが販売することとなる(2005年ヴィンテージまで)。
2005年 20億円の投資した新醸造設備が稼働。深さ12メートルまで掘り下げてたグラヴィティシステムを取り入れた多層構造。広い選果スペース畑の収量に合わせたステンレスや木の発酵槽、年間の温度差の少なく衛生管理の容易な清潔な設備が組み込まれている。

 

栽培
リュットレゾネを採用。約30か所の畑に気象台を設置し24時間体制でデータ種々失して、地中温度、湿度を把握し病気の発生しそうな区画を予測し、最低限の処理をその畑に施しておく。
積極的に改植しヴィエイユヴィーニュであっても多産系の苗木は良質な葡萄を生むクローンに植え替える。
小型のプラスティックケースにて選果をしながら手摘み収穫。醗酵槽に入れる前荷も選果を行う。

 

醸造
小型のステンレスタンクや木の醗酵槽を使用することによって細かいパーセル毎や成熟度に応じた仕込みを行う。

赤は100%除梗し、小型の醗酵槽で12〜20日間の発酵(目的のタンニン量になるまで)その後、ソフトに圧搾を行う。

 

熟成
コニャックのタランソー社と共同で専用の樽会社を設立。完全なオーダーメイドの樽を使用している。
新樽の比率、期間は強すぎず、弱すぎずのバランスをいつでも保つために、テイスティングした後に決められる。

 

主要商品(2008年4月編集)
Rouge
Gevrey-Chambertin 1er cru Les Cazetiers  0,25ha
Gevrey-Chambertin (メゾン、3つの有名生産者より10以上の区画の葡萄を購入)
Bonne Mare  0.24ha
Clos Vougeot  0.45ha
Echezeaux  0.39ha
Nuits-Saint-Georges 1er cru Les Cailles  1.07ha
Corton-Le Corton  3.27ha
Beaune 1er cru Les Graves Vigne de L'Enfant Jesus 4ha (モノポール)
Beaune du Chateau 1er cru (17の小区画のブレンド1907年初リリース)
Volnay 1er cru Les Caillerets  4ha

Blanc
Montrachet 0.89ha
Chevalier-Montrachet  2.54ha (全体の3分の1)
Chevalier-Montrachet(ラ・カボットという土壌、日照条件がモンラッシェと同じ区画)
Corton-Le Charlemagne  3.25ha
Meursault 1er cru Perrier  1.2ha
Meursault 1er cru Genevrieres  2.68ha
Meursault 1er cru Gottes d'Or  0.55ha
Beaune du Chateau 1er cru (4の小区画のブレンド1907年初リリース)

 

商品、スタイル、他情報について
2008年現在で、130haを所有しているうち、グランクリュが12ha、プルミエクリュが74haでコートドール最大規模のドメーヌでもある。自社畑からのドメ−ヌ部門とと買い葡萄からのネゴシアン部門が存在する。
シュヴァリエ・モンラッシェのラ・カボットはモンラッシェとテロワールが同じと考えられていて、昔は葡萄が植わっていなかったため、INAOからモンラッシェの名を与えられていないが、特別な区画として名乗ることを許されている。
全体の印象として,特出した要素は少ないが、果実の華やかな香りとバランスの良い樽のニュアンス、適度な果実の凝縮感、タンニンの滑らかさがあり、バランスが良く飲み心地が良い。クリュに応じてふさわしいキャラクターが存在している。


輸入元
ファインズ